おっさんズらいふ

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【ネタバレ有】ふしぎの海のナディア ガーゴイルはカリスマあふれるラスボス

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「ふしぎの海のナディア」は1990年にNHKで放送されたアニメです。

「エヴァンゲリオン」「シン・ゴジラ」で有名な庵野秀明さんが監督を務めていて、「エヴァンゲリオン」ほど有名ではないものの、当時のアニメの常識を打ち破る名作として、30年経った現在でもファンの多い作品です。

私も子供の頃見て、未だに忘れられない名作アニメです。

最近Amazonプライム・ビデオでも見られるようになったので、久しぶりに全話通して鑑賞。

涙なしでは見られませんでした。

 

というわけで今回は、涙なしでは見られない、カリスマ性あふれる悲劇の悪役ガーゴイルについて語りたいと思います。

 

ガーゴイル

ガーゴイルは「ふしぎの海のナディア」における悪役の首領です。

ネオアトランティスを率いていて、世界征服を目論んでおり、ナディアたちの乗るノーチラス号と戦っています。

 

冷酷無慈悲な性格で、ネオアトランティスによる地球支配という目的のためには手段を選ばず、敵だけでなく味方や非戦闘員も容赦なく殺していく、「ふしぎの海のナディア」では一際目立った存在(割と登場回数少ない割に記憶に残る)になっており、不気味な仮面で見えない素顔とあいまって、カリスマ性をかんじさせる敵役となっています。

 

彼の本名は「ネメシス・ラ・アルゴール」と言い、主人公ナディアの父であるネモ船長(エルシス・ラ・アルウォール)がタルテソスの国王だった時に宰相をしていましたが、13年前にクーデターを決行、王妃(ナディアの母)を殺し、ネモを廃位し、ネモの子供のネオを国王に据えます。

 

アトランティス人による地球支配のために、古代アトランティスの技術を復活させ、バベルの塔を復活させますが、ネモがブルウォーターをバベルの塔から引き抜いたためにバベルの塔が暴発、タルテソス王国は滅亡します。

以後、地球の支配を諦めないガーゴイルは、ネオアトランティスという組織を率いていくことになります。

 

ネオアトランティス

「ふしぎの海のナディア」に出てくる「ネオアトランティス」とは、古代アトランティス人の保有していた科学技術を復活させ、アトランティス人により、地球の支配権を人間から取り戻そうとしている組織です。

その首領であるガーゴイルは、ネモ船長のかつての親友でもあります。

この設定がまたいいんですよね。

かつての親友であり、今は敵味方である2人。

この2人の心情を想像しながら見るとまた違った面白さがあります。

 

だから、「ふしぎの海のナディア」って、なんど見直しても面白いんですよね。

ノーチラス号のネモ船長の部屋にあるホログラム。

よく見ると、ネモ船長、ネモ船長の妻、ネオ(ナディアのお兄さん)、赤ちゃんの頃のナディア、そしてガーゴイルらしき人物が映ってる。

 

ガーゴイルはネモ船長のことを事あるごとに「我が親友」みたいなこと言うんですけど、それは多分ウソじゃないんですよね。

で、そういう設定が逆に「ガーゴイルは私が倒さねばならない」っていう、ネモ船長の決心の強さを強調しているし、ネモ船長がエレクトラをして「人間全部、おきらいなくせに」と言わしめる孤独感を漂わせる原因になっているんでしょうね。

 

ネオアトランティスとナチスドイツ

ネオアトランティスのモチーフはたぶんナチスドイツなんでしょう。

もちろん子供の頃は分かりませんでしたが。

片手をあげて「ネオアトラン」と叫ばせる姿は、大人になってみるとナチスそのもの。

純潔アトランティス人による地球支配の復活を目論むところとか、まんまナチスです。

 

俗説ではありますが、ヒトラーはユダヤ人だったという説があります。

ヒトラーはユダヤ人でありながら、ユダヤ人を憎み、ユダヤ人を虐殺し続けたと。

「ふしぎの海のナディア」でもガーゴイルは自分のことをアトランティス人だと思い込み、人間を憎み、アトランティス人による支配の復活に挑み続けます。

 

その最期の時にまで、ガーゴイルは自分を「アトランティス人」であると信じていました。

しかし、ブルーウォーターの光の中で塩に変異していく自分を見て、はじめてガーゴイルは自分が人間であったと知ります。

最終話なんですが、泣けます。

ガーゴイルが可哀そうでしたね。

っていうか、ネモ船長、はじめから教えてやれよ!

 

以上「ふしぎの海のナディア ガーゴイルはカリスマあふれるラスボス」でした。

 

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興味をもったら是非一度見てみてください。