いろはにほへと

元証券アナリストのひとりごと

【徹底解説】分数の掛け算の公式についてどこよりも丁寧に解説してみた

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分数の掛け算の公式。

子供に聞かれたら何と答えますか?

正しい公式は教えられても、なんでこうなってるのかは分からない、もしくは分からなくなってしまった人も多いのではないでしょうか。

ネットで調べても、案外成り立ちについては書かれていなかったので、今回記事にしてみることにしました。

※途中わかりにくいところがありましたら、是非とも「固定ページ」の「お問い合わせ」からお問い合わせください。改良の参考にいたします。

 

 

 

分数の掛け算の公式

分数の掛け算の公式は以下の通りです。

では、なぜこの公式になるのか、説明できますか?

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まず分数の意味を考えよう

分数の公式を理解するうえで、まず大切なのは分数の意味を再確認することです。

そもそも分数とはどういう意味なのでしょうか?

 

「1/2」は「(1を)2つに分けた内の1つ」という意味です。

「1/3」は「(1を)3つに分けた内の1つ」という意味です。

「2/3」は「(1を)3つに分けた内の2つ」という意味になります。

 

掛け算とはそもそも何か?

いっぽうで、掛け算とはそもそも何かについて再度考えてみると、分数の掛け算についてよく分かるようになります。

 

まず、2×2について考えてみましょう。

「2×2」は「2が2つあること」で、つまり「2+2」ということです。

「2×3」は「2が3つあること」で、つまり「2+2+2」ということです。

 

では、2×1はどうなるでしょうか?

「2×1」は「2が1つあること」で、つまり「2」ということです。

 

ここまでをまとめてみます。

「2×3」は「2が3つあること」=「2+2+2」

「2×2」は「2が2つあること」=「2+2」

「2×1」は「2が1つあること」=「2」

 

分数の掛け算について考える

さて、ここで本題である「分数の掛け算」について考えてみます

まず、「2×1/2」について考えてみましょう。

「2×1/2」は「2が1/2つあること」=?

 

ここで、先ほどの分数の概念を思い出します。

「1/2」は「1を2つに分けた1つ分」でしたね。

だから、

「2×1/2」は「2が(を)『(1を)2つに分けた1つ分』あること」という意味になります。

つまり、「2÷2×1」ということになります。

 

では、次に「1/2×1/2」について考えてみましょう。

「1/2×1/2」は「『(1を)2つに分けた1つ分』が『(1を)2つに分けた1つ分』ある」という意味です。

つまり、「1÷2×1×1÷2×1」ということになります。

 

これを整理すると、「1×1×1×1÷2÷2」ということになります。

=「1÷2÷2」

=「1を2つに分けて、(さらに)2つに分ける」

=1/4という答えが導き出せるわけです。

 

分数の公式について考える

最後に、分数の公式を導くために、文字を使って考えてみましょう。

まず、分子が1の場合です。

「1/b×1/d」は、「『(1を)bつに分けた1つ分』が『(1を)d個に分けた1

個分』ある」といういみです。

つまり、「1÷b×1×1÷d×1」ということになります。

これを整理すると、「1×b÷1÷d」ということになります。

=「(1/c)÷d」・・①

=「1/(c×d)」・・②

 

▽①から②になる理由▽

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先ほどは分子には1を使っていましたが、より一般的な公式を導くために、分子にも文字を使って考えてみましょう。

「a/b×c/d」は、「『(1を)bつに分けたaつ分』が『(1を)d個に分けたc個分』ある」といういみです。

つまり、「1÷b×a×1÷d×c」ということになります。

これを整理すると、「a×c÷b÷d」ということになります。

=「((a×c)/b)÷d」

=「(a×c)/(b×d)」