数学を習い始めると、一番最初につまづいてしまう箇所。
それは「マイナスからマイナスを引く」計算ではないでしょうか。
たとえば、
0ー(ー5)=5
のような問題。
「マイナスが二つ続くと+になる」みたいなかんじで覚えてしまえばテストでは回答できますが、そうするとどんどん数学の本質とはかけ離れていっておもしろくなくなってきますし、覚えること自体めんどくさいですよね。
今回は、なぜ「マイナスを引くとプラスになるか分からない」という方のために、記事を書いてみました。
引き算ってなに?
引き算というのは何か?
それは「除算」という言葉でわかるように、「取り除く」計算です。
3-2=1
これは〇〇〇から〇〇を除いて、残りは〇と言っていることと同じです。
まず、この引き算の概念を頭に入れてください。
人生ゲームをやってみよう
「人生ゲーム」をやったことがありますか?
自分は子供の頃よく人生ゲームで遊びました。
人生ゲームをやったことがない人は、今すぐ買って遊んでください。
人生ゲームには「約束手形」というお金が出てきます。
要は「借金」なのですが、この「借金」という考え方が、今回の問題を考えていく際に非常に重要になります。
借金を引くとどうなるのか
マイナスを引くという概念を考える際に重要なのは「借金」という概念です。
まず、頭の中に100万円の借金を作ってください。
あなたの手元には100万円の約束手形が存在します。
この状態から、その手元にある100万円の約束手形が消えたことを想像してください。
これは、ー1,000,000円を取り除いたということになりますよね。
☛=ー(ー1,000,000)
今まで100万円の借金があったのが0円になりました。
☛(ー1,000,000円)→(0円)
これは、100万円お金が増えたことと同じですよね?
マイナスを引くとプラスになる理由
以上がマイナスを引くとプラスになる理由です。
借金を棒引きすると借金がなくなるので、お金が増えますよね。
それと同じことを数学の式として表しているのです。
100万円の借金を棒引きする式を以下に書くと、
(ー1,000,000)-(-1,000,000)=0
という式になります。