いろはにほへと

元証券アナリストのひとりごと

世の中金じゃないはキレイごとっすね

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「世の中金じゃない」って言葉、みんな好きですよね。

でも、ちょっと考えればわかるけど、世の中って金です。

自分たちの身の回りのありとあらゆるものは金で出来ているのに、それに目を背けて「世の中金じゃない」っていくら言っても、何の意味もない事だと思います。

もし「世の中金じゃない」って思うなら、冷静に、すこし周りを見渡してみた方が良いと思います。

 

 

世の中は金で構成されている

世の中金じゃないっていうのはキレイごとです。

世の中のすべての物は金で手に入れるしかないのです。

 

衣食住には金が要る

そもそも衣食住には金が必要です。

衣服は買わなきゃ手に入りません。

食べ物だって買わなければ手に入りません。

住まいだってタダで済める場所はありません。

「衣食住」レベルからすでに金が必要なわけです。

金無くして生きていくことすらまず不可能です。

 

冠婚葬祭には金が要る

冠婚葬祭にも金が必要です。

成人式のスーツや振袖。

結婚式のドレスや結婚式の費用。

お葬式をするにも金は必要。

お祭りだって金がなきゃ入れてもらえません。

 

謝罪には慰謝料という金が要る

謝ろうとすることでさえ金が必要です。

そう、「慰謝料」です。

離婚するにも訴訟の和解にも金が要ります。

 

歳をとるほど世の中金になる

若い時はそれでも「世の中金じゃない」みたいなこと言ってられるかもしれません。

でも、世の中で金が必要になってくるのは歳をとってきてからです。

 

老後の金が必要

そもそも日本だと老後を生きていくには金が必要です。

年金はこれからますます厳しくなっていくといわれていますが、現時点においてさえ、年金だけで老後の生活を乗り切っていくのには厳しいものがあります。

なんとか老後までに貯えを持っておかないと、老後生きていくことすら困難なのです。

 

子育ての金が必要

子育てをするにも金が必要です。

子供を育てるのには一人1,000万円かかると言われています。

20年で割り返すと1年あたり50万円。

一月当たりにすると約5万円弱。

時給2千円としたら25時間分の労働が必要です。

 

家を買う金が必要

家なんて買わなくても良いっていう人もいるかもしれません。

でも、生活保護受給世帯の多くは高齢者で、しかも持家を持っていない人がほとんどだって知ってますか?

家賃はどんなに安い地域でも3万円程度かかります。

14万円程度と言われる年金から3万円を引いた残りで1か月生活する。

これが大変なことだって気づきますよね。

 

金があれば逃げることができる

世の中には理不尽なことがあふれています。

ブラック企業に入社してしまったり、モラハラの夫と結婚してしまったり。

そんなところから逃げるにも金が必要です。

 

ブラック企業で辞めたいとき

ブラック企業から抜け出そうにも、手元にお金がなければ抜け出すのにも勇気が必要です。

逆に手元にある程度のお金があれば、ブラック企業から抜け出すことに躊躇する要素が一つなくなります。

今あるお金を頼って、次の勤め先を探せばよいのですから。

 

モラハラ亭主と別れたいとき

モラハラ亭主と別れるにも、金が必要です。

手元にお金がなければ、別れた瞬間家を無くしホームレス状態になってしまいます。

モラハラ亭主から別れ、新しい生活の基盤を築くためにもお金が必要です。

ある意味ではお金ほど心強い味方はないのです。