年末ジャンボ宝くじの季節になりました。
でも、宝くじって買っても当たらないですよね。
ネット上では関係者しか当たらないっていう言説も見られますが、本当なのでしょうか?
宝くじの当選確率ってどれくらい?
宝くじの当選確率ってどれくらいなのでしょうか?
2021年の年末ジャンボ宝くじの当選確率を、公式サイトから調べてみたところ、1ユニット当たりの当選本数は以下のようになりました。
等級等 | 当せん金 | 当選本数 | 当選確率 | 当選金額合計 |
1等 | 700,000,000 | 1 | 0.000005% | 700,000,000 |
1等の前後賞 | 150,000,000 | 2 | 0.000010% | 300,000,000 |
1等の組違い賞 | 100,000 | 199 | 0.000995% | 19,900,000 |
2等 | 10,000,000 | 4 | 0.000020% | 40,000,000 |
3等 | 1,000,000 | 40 | 0.000200% | 40,000,000 |
4等 | 50,000 | 2,000 | 0.010000% | 100,000,000 |
5等 | 10,000 | 60,000 | 0.300000% | 600,000,000 |
6等 | 3,000 | 200,000 | 1.000000% | 600,000,000 |
7等 | 300 | 2,000,000 | 10.000000% | 600,000,000 |
1等の当選確率は、2,000万分の1。
確率が低すぎてちょっとわかりにくいですが、日本人全員が1枚ずつ宝くじを購入した場合、6人が当選するということです。
宝くじの当選確率がいかに低いかがよくわかります。
宝くじの配当率ってどれくらい?
宝くじの配当率はどれくらいなのでしょうか?
2021年の年末ジャンボ宝くじの場合、1ユニットあたりの当選金額の合計額は2,999,900,000円でした。
これを販売金額6,000,000,000円で割ると、49.9983333333333%、ほぼ半額という計算になります。
つまり300円宝くじを購入すると、150円が平均的に見れば戻ってくることになります。
残りの150円は販売者の取り分ということになります。
全体でみると30億円ほどが販売者のもとに残るわけです。
なお、宝くじの収益金は、令和2年度の場合、以下のように振り分けられています。(宝くじ公式サイトから引用)
宝くじは関係者しか当たらない?
宝くじは関係者しか当たらないという、まことしやかな都市伝説というかデマがネット上ではあるようですが、関係者は当選金をあてにしなくても儲かるようになっています。
宝くじは1枚販売するごとに18円の手数料がもらえます。
これは総務省が発表しているデータに掲載されています。
【売さばき手数料】
売さばき金額に応じて、売りさばき業者が受け取る手数料。
100円くじは9.45%、200円くじは8.4%(ATM販売分は7.35%)、
300円くじは6.3%、500円くじは4.725%。
たとえば年末ジャンボ宝くじの場合、22ユニット(1ユニット2,000万枚)が販売されているので、完売した場合には7,920,000,000円の販売手数料が支払われます。
もちろん事業者ごとに販売枚数は違うわけですが、不正などせずに販売していれば毎回79億円の手数料が入ってくるわけです。
わざわざ不正をする必要性がないことがご理解いただけると思います。
宝くじの賢い買い方とは?
宝くじは買わない方が賢明です。
そもそも当たらないのですから。
ですが、一攫千金の夢を買いたい気持ちはみんな持っていると思います。
自分にもあります。
宝くじを買うなら、10枚3,000円を一度に購入せず、1枚300円を何度も購入するようにしましょう。
そのほうが何度も抽選を受けられる=一攫千金の夢を見続けられるのでお得だと思います。
より賢明な方法としては、宝くじを購入するお金があれば投資をお勧めします。
宝くじを購入するよりは、はるかに利益が出る確率が高いですから。