新幹線の座席ってどれも同じだと思ってませんか?
実は新幹線は車両によって乗り心地が違います。
場所によって揺れが違うからです。
今回は、年間24回以上新幹線に乗っている私がおすすめする新幹線の一番快適な座席(グリーン車を除く)をご紹介します。
新幹線の座席並びとは
列車は行き帰りで方向転換を基本的にはしないので、以下2点の性質があります。
- 行の先頭車両は帰りの後方車両になる
- 南側の座席と北側の座席は常に同じ
A席は常に海側、1号車は常に博多方面を向いているこということです。
言葉で言うと分かりにくいですが、分からない人は以下の画像で確認ください。
ご参考にJR東日本のホームページもどうぞ。
窓側が基本
まず基本的には窓側席を予約する方が良いです。
理由としては以下の4つ。
- 通路側を予約すると空いているのに隣の窓側に人が座る可能性がある
- 充電が窓側の席でしかできないことが多い
- 隣の人がトイレに行くときにどかなくて済む
- 通路側は通路を人が通るたびに煩わしい
通路側を予約して空いているのに隣に人が座ってたことがありますが、これ、けっこう気まずいですよ(経験あり)
みんな隣の席が空いてるかあんまり見ないで予約してる?
充電コンセントについては、自由席でも通路側にもコンセントがある車両が一部あるものの、通常、通路側の席にはコンセントは無いです。
通路側に座ると窓側の人がトイレに行くたびにどかなきゃならないです。
逆に通路側の人にどいてもらうのが気まずいから通路側にする人もいるみたいですが。
下りは海側、上りは山側
同じ窓側の席でも、対向車がすれ違わない側の窓側がおすすめです。
下り列車の時は東海道新幹線の例でいえば、海側の席(A席)で、上り列車の時は山側(E席)の席になります。
理由としては列車のすれ違い時の揺れが少ないから。
鉄道は左側通行になっています。
なので、新幹線がすれ違う時は、お互いの列車の「右側」がすれ違うことになります。
時速270キロ同士ですれ違うので当然新幹線には大きな揺れが発生します。
一番揺れるのは「すれ違った側」つまり「右側」になります。
東海道新幹線だと1時間に12本程度走っているので、2時間半乗車していると約60回くらいすれ違います。
けっこう馬鹿にならないです。
なお、こだま号に乗車した場合はのぞみ号の追い越しがありますが、新幹線の駅の構造は基本的に駅の真ん中を通過していく構造であることが多いので、やはり右側の席が追い抜き時の風圧で揺れやすいです。
後方・先頭車両より真ん中の車両
後方車両はカーブの際に揺れます。
遠心力によるものだそうです。
また、先頭車両は対抗列車とのすれ違いの際に揺れます。
先頭車両は一番最初に風圧を受けるためです。
というわけで先頭も後方も揺れが大きくなりがちです。
グリーン車が車両の真ん中に作られているのはこのため。
なので指定席で乗る場合はグリーン車の前後の車両がねらい目です。
7号車・11号車あたりですね。
自由席であれば3号車が一番揺れにくいことになります。
ちなみにグリーン車は配置も素晴らしいうえに揺れないための装置とかもついてたりします。
トイレ・ドア・喫煙スペースから離れた席
トイレに近ければ近いほど、トイレに行く人がすれ違うことが多くなります。
要は通行量が多くなります。
新幹線のトイレのある車両は決まっています。
すべての車両にトイレがあるわけではありません。
トイレが近い座席は人が良く通るので煩わしくなりがちです。
また、ドア近くの座席、喫煙スペース近くの座席も同じく煩わしいので、車両の中ほどの座席が一番おすすめです。
ちなみに、同じ車両でも車両の中よりの席のほうが揺れが少なくなるというメリットもあります。
8番9番10番あたりがおすすめです。