株をはじめたばかりだと意外と知らないこと。
それは株を取引き出来る日時。
24時間365日取引できると思っていませんか?
自分は株の取引をはじめたころ、そのことを知らなくて「なかなか取引が成立しないけど、どうしたのかな~」とパソコンの前で止まってたことがありました( ´∀` )
株は土日祝日の取引は出来ない
「あつまれどうぶつの森」では株は日曜日に購入することが出来、月曜日から土曜日のたぬき商店が回転している8:00~22:00のあいだに売却することができます。
現実の世界の株取引は、証券取引所(たとえば東京証券取引所)が稼働している時間のみ取引できます。
具体的には、
- 1月1日~1月3日、12月31日、土日祝日を除く平日
- 9:00~11:30、12:30~15:00
となっています。
株だと考えるとわかりにくいのですが、スーパーで買い物できる時間はスーパーが開いている時間だけですよね。
豊洲市場などの魚市場だって、年がら年中開いているわけではありませんよね。
それとおなじで、株を買うことの出来る時間は、株を売っているところ(=証券取引所)が開いている時間だけだということです。
土日の取引は出来ないが注文は出来る
土日祝日などは株の売買をすることはできません。
株の売買をすることはできませんが、あらかじめ注文を出しておくことはできます。
いうなれば株の売買の「予約」のようなものです。
土日の間に注文をしておくと、次に取引所が開く月曜日に、注文が執行されます。
私設取引所なら平日夜間でも取引できる
株の売買は、証券取引所が開いている時間ならできます。
日本の場合これまで、株の取引は主に東京証券取引所で行われてきました。
近年では、各証券会社がそれぞれ独自に私設取引所という取引所を持つことが多くなってきました。
こうした私設取引所で株を売買することは、PTS取引と呼ばれています。
PTS取引は、証券会社の独自の私設取引所で行われますので、売買ができる時間も私設取引所ごとに決まっています。
中には夜間に株の取引が出来るようにしている私設取引所を開設している証券会社もあります。
PTS取引は危険とチャンスが隣り合わせ
自分は長期投資家なので、PTS取引を使ったことはありません。
が、一度どんなかんじなのかな~と、興味本位でのぞいてみたことがあります。
PTS取引は、証券会社が独自で設置している取引所で取引するので、売買されている株の数量が極めて少ないです。
なので、時々とんでもない高値・安値で指値されている売り注文や、買い注文が入っています。
ふだんの取引時間帯であれば、売買数量が多いので、そのような指値注文の取引が成立することは非常にまれなのですが、売買数量が少ない私設取引所では、取引が成立してしまうことがあります。
なので、私設取引所はなにかも分からずに手を出すと大変危険な取引所です。
逆に、よく分かっていれば思わぬ安値で株を購入したり、高値で株を売却するチャンスが転がっているとも言えます。