防火防災講習を受けてきました。
防火防災講習は、ある日突然上司に呼ばれて受講してこいと言われるケースが多いのではないでしょうか?
いったい何をやるのか、どんなものなのか、効果測定って落ちたらヤバいのか、事前に知っておきたいですよね。
今回は私の体験を基に、防火防災講習とはどんなものなのかについてお話ししたいと思います。
防火防災講習とは
防火管理者になるための講習を防火管理者講習と言い、防災管理者になるための講習を防災管理者講習と言います。
通例、この2つの管理者は兼務することが多いようで、2つの管理者資格を同時に取得するために、防火防災講習という講習が行われています。
2日にわたる防火防災講習を受講すれば、国家資格である防火防災管理者となることができます。
基本的にずっと座って聞いているだけですが、コロナの前は実技(消火器の使い方)もあったそうです。
消火器使ってみたかったな・・
防火防災講習の服装は?
防火防災講習の服装は体温調節の出来る服装であればよく、スーツである必要性はありません。
自分が受講した際は8割の方が私服で来ていて、2割弱くらいがスーツでした。
サラリーマンだけでなく、若い女性の姿もあり、老若男女いろんな人が受講に来ているようでした。
一日がかりの講習なので、特に講習後に会社に戻らなければならないのでなければ、私服で行く方が楽で良いと思います。
効果測定で落ちることはあるのか?
防火防災講習の最後には、効果測定というテストがあります。
落ちたらどうしよう・・と不安になる人もいるかもしれませんが、基本的に効果測定で落ちることはありません。
私の受講したところでは、効果測定の点数はまったく関係なく、資格証が配布されていました。
なんでテストが行われているのかが全くの謎ですが、あまりに低い場合は次回の講習の時に内容を変更したりするのかもしれません。
効果測定で落ちたらどうなるのか?
さきほど申し上げた通り、効果測定で落ちることは無いようです。
が、あまりに点数が低い場合には補講を受けなければいけないところもあるようです。
(おそらく、効果測定を受けるだけのところと、受けて点数が悪いと補講のところがあるようで、そのあたりに決まりはないみたいです)
ただ、効果測定で点数が悪いと補講を受けなければならない会場である場合には、「ここがポイントです」と出題ポイントを講義の最中に教えてくれるようです。
きちんと聞いているかどうかを確認するような意味合いになっているようですね。
効果測定よりその後の業務が大事
効果測定で落ちることはないので、安心してください。
むしろ、気にしておかなければならないのはその後の業務だと思います。
防火防災管理者には防火防災に関しての責任が課せられるので(じっさい、講義の中で過去の火災事例が取り上げられ、防火管理者に禁固3年執行猶予無という判決が下った事例を多数みせられます)、防火防災管理者としての業務をしっかり行うようにした方が良いと思います。
防火設備の不稼働(防火扉が閉まらなかった、スプリンクラーや消火器が使えなかった)や、火災発生時の対応についてきちんと整備していなかったために初動対応が遅れ、被害を出した事例は多いらしいです。
そういう場合、防火管理者が罪に問われることになるらしいです。