いろはにほへと

元証券アナリストのひとりごと

エネファームは発電しない? エネファーム導入を迷う方に購入者からのアドバイス

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エネファームって、難しい機械です。

太陽光のように「日が照ってると発電します」みたいな分かりやすい仕組みだといいのですが、残念ながらエネファームは、「お湯を沸かしている間に電気もつくりますよ」っていう機械。

普通の人はお湯をいつ作ってるのとか、お湯の消費量とか、(エネファームを購入する前は)分からんのです。。

だからエネファームがどんなふうに動くのかもよく分からない。

今回は、エネファームの導入を検討しているけれども、どうにもこうにもちゃんと発電するのか心配な方へ、ネット上で見つけた質問に回答する形で、エネファームがどんなふうに発電するのか、動くのかをお伝えしようと思っています。

 

 

エネファームは発電しない?

エネファームの評判をネットで検索すると、よく出てくるのが、エネファームは発電しないっていうコメント。

けっこう大量に出てくるので、まずこれで、エネファームを導入するかどうかを迷ってしまいます。

 

エネファームはお湯の使用量により発電するかどうかが決まります。

そして、お湯の使用量はおもにお風呂に何回・何人入るかで決まります。

家族の人数によるという案内もありますが、自分が使ったところによると、結局お風呂に何回入るか、シャワーを何人浴びるかによります。

一日のうちでもっともお湯を使うのはお風呂だからです。

お風呂に朝晩入るお家ならエネファーム導入はアリです。

逆に家族が多くてもシャワーだけでみんな過ごしてしまうなら導入は見送ったほうが良いかもしれません。

シャワーだけだとお湯を消費しないからです。

 

共働きだと日中発電しない?

共働きだと日中発電しないというコメントがありました。

そのとおりです。

エネファームは共働きだと日中発電しません、もしくは発電しにくいです。

なぜなら、日中誰もいないので、電力消費がないので発電しても意味がないからです。

我が家の日中誰もいない時間帯の電力消費量は0.2kw以下。

だれもいないので冷蔵庫の待機電力くらいしか電力を消費していないのです。

こんな時に電気を発電しても無駄です。

だから共働きの家のエネファームは、日中発電しにくいのです。

 

電力消費量が多いタイミングで使いたい

さあ、今から電気使うぞ! っていうタイミングなのに発電しないエネファーム。

実はエネファームは電気を使っているタイミングに合わせて発電するとは限りません。

エネファームは貯湯ユニットにお湯が貯まっていると電気を作れないのです。

 

なので、外から帰ってきて、今から電気をたくさん使うというタイミングになったら、まずお風呂にお湯を入れることをおススメします。

こうすることでお湯が減るため、エネファームが発電を開始します。

あとは、普通に食事をしたり、お皿を洗ったり、お風呂に入ったりすることによりお湯が作られ、お湯が消費されるという状態になるので、エネファームがうまく稼働してくれると思います。

 

床暖房にお湯は使えない?

床暖房にエネファームのお湯は使えないというコメントがありました。

たしかに、一昔前のエネファームは、床暖房のお湯には使えませんでした。

今のパナソニック製のエネファームの機械は、床暖房の循環湯にお湯は使えるようになっています(だだし、最初の起動時にはつかえない)

パンフレットにも記載されているのでよく確認してみましょう。

 

夏は発電しない?

エネファームは夏になると発電しにくくなります。

というのも、夏はあたためる元々の水自体の温度が高めになるので、すぐにお湯にできてしまうからです。

また、お湯を消費する際も、元のお湯に水を混ぜて温度を調節するのですが、調節に使うお水の温度もまた多くなるので、消費するお湯の量も少なくなります。

というわけで夏はなかなか発電しにくくなるのがエネファームのようです。

実際にどれくらい発電しにくくなるかというと、我が家の場合で言うと、冬場は250kwほど発電していたエネファームが、夏場には130kwほどになってしまいます。

それくらい夏は発電しません。

 

エネファーム自動発電はうまく発電しない?

エネファームの自動発電設定はうまく発電しないというコメントも多く見受けられました。

エネファームは発電を主な仕事としているのではなく、あくまで給湯が主な仕事となっています。

エネファームの自動発電は、貯湯タンクの状況がどうかを見きわめながら発電しているようです。

 

先ほど夏場は発電しないというお話をしましたけれども、その代わりに夏場はお湯を別の非常用装置で沸かすこともなくなっています。

エネファームとしては、電気を作るのに注力しすぎてお湯を早めに作りすぎてしまい、冷ましてしまっては意味がないので、そのあたりも考慮しながらの自動運転をしているようです。

つまり、発電という観点だけから見るとうまく動いていないように見えるが、実際には給湯分も含めてトータルでトクになるように考えて動いているというのが実態のようです。

 

また、電力優先で動くようにする設定もありますので、発電を重視する人はそちらにしてみてもよいかもしれません。