「バビロン大富豪の教え」という本をご存知でしょうか?
題名から分かる通り、蓄財をするのに何が大切なのかを説いています。
・収入の10%を貯蓄する
・欲望に優先順位をつける
・投資をする
・詐欺や天災からお金を守る
・より良きところに住め
・今日から未来の生活に備えよ
・自分こそを最大の資本とせよ
まあ、読み手によっては多少内容の解釈も異なってくるのでしょうが、基本的にはお金をどうやって貯めていくか、守っていくかというようなことが書かれています。
しかし、この7つの教えの中に、1つだけ「?」と考えさせられるような言葉があります。
「より良きところに住め」
これだけは他の6つの言葉とは異質です。
これだけはお金を「消費する」話なのです。
なぜ「より良きところに住め」とバビロンの大富豪は説いたのでしょうか?
今回は、その理由について自分なりの考えをまとめていきたいと思います。
孟母三遷の教え
バビロン大富豪はより良きところに住めと言いましたが、性善説を説いた孟子の母も、こどもの教育のためにより良い住処を探し求めました。
孟子が住む環境によっては良くない影響を受けてしまうので、より良い影響を受けられる場所へと引っ越しを三度繰り返したというものです。
この教えは「場所」に関するものなので、「家」自体に対するものではありませんが、より良い場所・家に住処を定めることはそれだけ大切だと昔から認識されていたことは間違いがないようです。
衣食住の一つだから、家は大事
人間が生きていくために必要な物を衣食住と言います。
美味しいものを食べるためや健康を保つために「食」にこだわる。
流行のファッションをおいかけ、自分を着飾る為に「衣」にこだわる。
色々なこだわりがありますが、「住」ことにこだわるのが注文住宅にすむことかもしれません。
一日8時間寝るだけでも、人生の3分の1は家にいます。
ふつうに12時間いるだけでも人生の2分の1は家にいます。
家では長い時間を過ごします。
だから、そこから受ける影響は大きくなります。
住んでみると良い家に住むことの大切さ良くわかる
自分は住友林業で建てた注文住宅に住んでいます。
恥ずかしながら、建てた時は実はここまでで良いものだとは思っていませんでした。
もちろん間取りを考えたり、設備を選んだりするのは楽しかったです。
実際に家を建てている最中の建築現場にも何度も伺い、様子を見させてもらいました。
出来上がるのは楽しみでしたが、実際に住んでみるとこんなに良いものだとは思ってませんでした。
出来上がった家は周りの家とは明らかに一線を画しています。
私の給料で建てた家ですので、そんな大きな家ではありませんが、外見が他の家とレベルが違うのは誰の眼にもすぐわかります。
まず、毎日自分の虚栄心を満たしてくれます。
家の中も内装がすっきりしていて、おさまりが良いので、変なホテルに泊まるより居心地がよかったりします。
じっさい、下手なホテルに泊まると、家の方が格段にいいのでがっかりしたりします。
家にいることが居心地がよく、家に帰るのが楽しみになります。
居心地が良い家に住むと精神的にも良いです。