住宅ローンはなんとかなるもんだって思ってませんか?
たしかに、なんとかなる人も多いです。
でも、住宅ローンの返済がなんとかなると思って借りて、なんともならなかった人も多いです。
そう、住宅ローンはなんとかなるで借入しちゃダメなのです。
50人に1人は住宅ローン破綻する
住宅ローン破綻する人は、50人に1人くらいの割合と言われています。
フラット35に限ると25人に1人は破綻するそうです。
50人に1人って言うと、クラスに1人くらい破綻する人がいるってことですよね。
けっこうヤバい数字だと思います。
無計画に借りるとヤバい
一口に無計画と言っても、何が無計画なのかってなっちゃいますが、50歳以降もふつうに返済していけると思って住宅ローン借りちゃうのが、無計画な住宅ローンの借り方だと思います。
というのも、住宅ローンは年代別にみると50~60代で破綻する人が多いそうです。
つまり、はじめの内はみんな返せるんですね。
歳とってきてはじめて、返せないことに気づいちゃうわけですね。
住宅ローン破綻の理由は、リストラ・事業の失敗など予期せぬ収入の減少60%とされています。
でも、ほんとうに「予期せぬ」でしょうか。
50代や60代以降になってくると、だんだんと人生下り坂になります。
50代になればリストラや会社の倒産になった時、転職がむずかしくなります。
60代になれば一般的には定年退職になります。
50代以降になれば年収が減る可能性が高いのです。
だから、50代以降年収が減ることも想定して、住宅ローンの借入や返済を行わないと、住宅ローン破綻してしまう可能性が高くなります。
住宅ローンはなんとかならない
住宅ローンはなんとかなるで借入してはいけません。
住宅ローンはなんともならないのです。
たしかに、はじめの10年くらいはなんとかなるでしょう。
でも15年後、20年後、30年後の人生なんてどうなるか分かりません。
どうなるか分からないのだから、どうなっても大丈夫なように借入をするのは当然なのです。
借入で破綻するパターンは収入減少を見越していないことがほとんど
自分はかつて銀行員をしていたので、借入で破綻する人を見てきました。
借入で破綻する人のほとんどは、収入が減少することを想定しない人です。
バブルの頃の返済予定表なんて、毎年年収が増加する前提で作成されているものを何件か見たことがあります。
ここまでひどくはなくても、「毎年収入が維持できるのが当然」という考え方は危険です。
収入の減少については常に頭の片隅に置いて、ちょっとでも早く完済できるように対処しておくことは重要です。