いろはにほへと

元証券アナリストのひとりごと

Alphabet(Google)の株購入 A株(GOOGL)とC株(GOOG)の違いって何?

ボーナスで株を買おうと思っていたけど、何を買おうか迷ってたら、ナスダックが下落しているから、アップルとグーグルの株を購入しました。

その時にグーグルについて色々調べたので記事にします。

グーグルって、銘柄検索でグーグルって入力しても出てこないのよね・・

 

 

 

Googleの親会社はAlphabet

日本でも有名な企業であるGoogle様ですが、その親会社(持株会社)の社名は日本ではさほど有名でない気がします。

Googleの親会社の社名はAlphabetと言います。

なのでSBI証券の銘柄検索「グーグル」と検索しても出てきません。

こんなふうにね。

検索画面で「アルファベット」と入力すると、以下のように銘柄が出てきます。

Alphabet AとCのちがいは?

議決権の有無

実は昔はこのように分かれてはおらず、もともと一つの株式であったものを2分割した際に、AとCに分けたそうです。

議決権のある方をA、議決権のない方をCとしたそうです。

ちなみにAlphabet Bという株も存在しており、議決権がAの10倍あり、Googleの経営層だけが保有していて市場には出回っていないです。

Alphabet Bの株だけで議決権の過半数を上回っているため、Alphabet Aの株式の持つ議決権はあまり意味がないというのが実態です。

配当などの面ではどちらも無配当で差はありません。

 

自社株買いの対象か否か

Alphabet Cの方だけ自社株買いの対象となったこともあります。

そのため需給の関係でAlphabet Cの方が割高となっているときもありました。

価格差を把握するためにヤフーファイナンスで銘柄比較をしてみました。

以下を確認いただくと分かる通り、2021年の7月ごろに少し株価が乖離した時期があることが分かります。

しかしながら自社株買いの効果は結局のところgoogleAの方にも波及するわけなので、乖離は一時的なものでその後同一のパフォーマンスに収れんしてきました。

個人的にはAの方が良いと思う

私はAの方を買いました。

理由としては以下の2つです。

  • A株の方が安かった
  • A株の方が議決権がある

A株とC株で議決権の有無以外に差がないので、投資家に対する利益配分という点で考えれば、安い方の株を買った方が得です(無配当の株ではありますが、会社の一部を保有しているという観点で考えると、安く会社の権利を保有した方が得だからです)

また、そもそももし同じ価格であるならば、A株の方が議決権がある分お得なはずです。

どちらの観点で見てもA株の方がお得なので、今回はA株を購入することにしました。