いろはにほへと

元証券アナリストのひとりごと

将棋ウォーズ2級を達成するためにやるべきこと

将棋ウォーズ2級になりました。

1年以上かけて3級から2級。。

亀の歩みのごとしですが、その分、勝てるようになるためのノウハウも分かったような気がします。

将棋ウォーズ2級になるためにはどうしたらよいのか?

ド素人だからこそわかる上達法について解説します。

 

序盤は振飛車で定石を覚える

序盤は定石どおりに指せるようになることを目指します。

序盤の定石はYouTubeなんかでもやっていますので、何回も見て覚えると良いです。

定石を知っている人VS定石を知らない人で戦うと、定石を知っている人の方が圧倒的に有利です。

定石どおりに指さないことで様々な隙が生まれますから、そこを突いていけば勝ちやすくなります。

特に級位者ほど玉を囲まない傾向があります。

玉を囲まないことによるハンディは、思ってるより大きいです。

 

振飛車と居飛車なら居飛車の方が有利という結果は出ているのですが、初心者は振飛車をまず覚える方が良いです。

振飛車の方がパターンが決まっており、同じような局面が発生しやすいです。

つまり中盤以降の対策法の経験値を積みやすいです。

居飛車はいろいろな局面を覚えていかなければならないので、大変です。

初心者で2級を目指すなら振飛車を1つ覚えておきましょう。

なお、先方の相性もあるので、本当は相手の戦法に合わせていろいろな対応が出来るのが良いのですが、2級を目指すうえでは不要です。

事実、自分はゴキゲン中飛車と片美濃囲しか指していません。

 

終盤は詰将棋で詰め方を覚える

詰将棋は1手詰~3手詰くらいで良いので解きましょう。

詰将棋をすると、「詰め方」を覚えることができます。

「詰め方」を知っていると終盤の戦いが圧倒的に有利になります。

また、自玉の詰みやすさが分かっていると、頓死を防げます。

無料のアプリはいっぱいありますのでどれかをダウンロードしてやると良いでしょう。

 

実戦では、終盤の戦いでは常に詰みを意識しましょう。

私は終盤になると、敵玉・自玉ともに移動できる範囲をチェックします。

下記の戦いでは、相手玉の移動可能領域が3三の地点のみとなっています。

1一の地点に角を打てば勝ちです。

中盤は棋神アナリティクスと棋神クイズ

中盤を勉強するのが一番難しい気がします。

中盤って、同じ局面が出にくいからです。

何回も指して体得していく必要がある気がします。

自分は棋神アナリティクスや棋神クイズをやるなどして勉強しています。

また、棋譜の見直しも効果的です。

 

その中で気づいたことですが、級位者の方は、角の使い方がイマイチなことが多いと思います。

私も人のことは言えませんが、出来るだけ意識して指すようにしていることがあります。

それは、「角は敵玉に狙いを定めておく」です。

 

下記は7三の地点に角を指したところです。

この角は敵玉に当たっているので、将来的に敵駒の動きを封じることができます。

具体的には、5五の味方の歩が動けば、敵4六の金は移動出来ない駒になります。

以下の局面は私が美濃囲いに入ったところです。

直後に相手方は攻勢を強めるのですが、個人的には、まだこちらも態勢が整っていないので、3四の歩を突いておくべきだったのではと後で見返して思いました。

結局、この戦いにおいては2二の角はまったく働くことなく、終始、死駒でした。

角は飛車と比べると使いこなすことの難しい駒ですが、何気なくにらみを利かせることで有利に戦えることが多いです。

角の活用について考えることが、将棋が強くなるコツだと思います。