いろはにほへと

元証券アナリストのひとりごと

「以上」「超」「以下」「未満」の違い~漢字の意味と覚え方

「以上」「超」「以下」「未満」の違いは社労士試験などにも出てきて、覚えておかないと問題が解けなかったりする、小学生で習いますが、社会人になっても必須の知識です。

でも、意外と度忘れしちゃったり、なかなか覚えられなかったりしますよね。

今回は、「以上」「超」「以下」「未満」の違いについて、語源から覚え方まで解説していきます。

身近な用例で覚えると忘れにくくなりますよ。

 

「以上」「超」「以下」「未満」の意味一覧

まず、各々の意味の一欄を以下に示します。

 

「以上」:○○を含んで上:○○<=

「超」 :○○を含まず上:○○<

「以下」:○○を含んで下:○○>=

「未満」:○○を含まず下:○○>

 

特に「含んで」か「含まず」かの違いが重要です。

「含む」場合には、数学の不等号で表す際に「=」が一緒につきます。

 

「以上」「超」「以下」「未満」の具体例

次に具体例を示します。

18歳「以上」「超」「以下」「未満」の違いです。

 

18歳以上:18歳・19歳・20歳・・・

 ⇒18歳を含みます

 

18歳超 :19歳・20歳・・・

 ⇒18歳を含みません

 

18歳以下:18歳・17歳・16歳・・・

 ⇒18歳を含みます

 

18歳未満:17歳・16歳

 ⇒18歳を含みません

 

※「以上」「以下」には18歳を「含む」と認識しましょう※

 

「以」の意味を知ろう

「以上」「以下」の「以」は「から」という意味を持つ漢字で「もって」と読みます。

つまり、「18歳以上」は「18歳をもって上」と読み、「18歳から上」という意味です。

 

「超」の意味を知ろう

「超」はそのまま、「超える」という意味です。

具体的な用例で考えると分かりやすいと思います。

「超サイヤ人(スーパーサイヤ人)」にはサイヤ人は含みません。

「超ド級戦艦」には「ドレッドノート」は含みません。

「超人」にも「人」は含みません。

厳密に言うと、「超おもしろい」は「おもしろい」を含みません。

 

「未満」の意味を知ろう

「未満」は「いまだ○○に満たず」と読み「まだ○○になってない」という意味です。

なので、18歳未満は「まだ18歳になってない」という意味になり18歳を含みません。

 

覚えやすい用例

以上すべての内容を覚える際に覚えやすいのが「友達以上恋人未満」という用例。

あなたとの関係は、「友達」を含んでいる(友達ではある)が、「恋人」は含んでいない(恋人ではない)という用例です。

「友達超恋人未満」とは言わないこと(友達でなく、恋人でもなくなるので言わない)を合わせて押さえておくと良いでしょう。