3年前に上司の命令により、第一種衛生管理者を受験させられました。
「必ず合格しろ」と言われていたこともあり、それなりに勉強していました。
「今考えればこうした方がよかったなあ」ということがたくさんあるので、これから受験する人の参考になればと思いこちらの記事を書きました。
一発合格するべき理由
受験勉強をするには動機は大事です。
第一種衛生管理者はなにがなんでも一発合格すべき試験だと自分は思います。
その理由は2つあります。
合格するまで受験させられる
第一種衛生管理者試験は絶対に合格するまで受験させられます。
なぜなら資格保持者が事業場に必ず何人かは必要なので、会社としては受かるまで受けさせるというスタンスになるからです。
何回も受けてればいつかは合格するレベルの試験だとは思いますが、合格するまでは受験勉強を続けなければならなくなるので、是が非でも一発合格したいところです。
受験会場が死ぬほど田舎
自分はのんびりした質なので、前日まで気づいてませんでしたが、試験会場がすごく田舎なんですね。
危険物取扱の講習なども行われる場所で試験をするので、周りに何もない田舎で試験が行われます。
なので試験会場がすごく遠いわけです。
しかも関東地方に一か所・・しか試験会場が無かったりします。
泊りがけで受験しなければいけない人も多いわけです。
勉強でプライベートが潰れ、試験でプライベートが潰れ・・いったいどれだけの犠牲が強いられる試験なのか・・
一発合格のコツ
というわけで一発合格を狙うべき理由は分かっていただけたと思います。
ここからは一発合格をするコツについてお伝えしていきます。
配点を知っておく
全部1問10点なのかと思ったら、そんなことないんですね。
1問当たりの配点が高い科目の方が、コスパが高いのは言うまでもありませんので、そこを先に重点的に勉強しましょう。
ただ、1科目につき40%以下の正答率になると足切りになるので、苦手科目は作らないようにしましょう。
簡単な科目から勉強をスタートする
「労働衛生」「関係法令」「労働生理」という科目から成り立っていますが、たぶん多くの人にとって身近でわかりやすいのは「労働生理」>「関係法令」>「労働衛生」だと思います。
テキストや参考書を買うと試験の問題順どおりに記載されていますが、いきなり「ジクロルベンシジン」とか「ベンシジン」とか聞きなれない化学物質名が出てきて、やる気を喪失させる可能性があります。
「労働生理で満点を狙い、残りは正答率50%を切らない」くらいを目標にすれば合格できるので、わざわざ難しいところから勉強をスタートさせない方が良いと思います。
過去問を繰り返し解く
そして、これが一番大事なのですが、第一種衛生管理者に合格したかったら、過去問を繰り返し解いてください。
どんな試験でも言われることですが、第一種衛生管理者試験の場合は特に大事です。
なぜなら、第一種衛生管理者の試験はおそらく試験問題を使いまわしているからです。
というのも、第一種衛生管理者は年間60回くらい試験が実施されます。
なので、問題を毎回作っているとは考えにくいのです。
試験って、受験するのも大変ですが、問題を作成するのはもっと大変です。
年間1~5回程度の試験ならともかく、60回も作ってたら気が狂います。
なので、第一種衛生管理者はあらかじめ問題をたくさん用意しておき、試験ごとに問題を抽出して作成していると思われます。
(運転免許の試験などもたぶんこのパターンです)
つまり、過去問で出ていない問題がこれから出題される可能性はかなり低い・・というかほぼないわけですね。
なので過去問をとにかく繰り返し解いて覚えていくという戦法が非常に効果的と思われます。
じっさい、僕が受験した時もほぼすべての問題が過去問で見覚えがありました。