絶叫系好きですか?
自分はビビりなので絶叫系に乗るのは苦手です。
中学三年生になるまでジェットコースターには乗れなかったです。
大人になって怖くなくなったかというと、まったくそんなことはない。
でも乗りたがります。
矛盾してますね、なんで乗りたくなるんだろう・・
そんな絶叫系が苦手な自分ですが、タワーオブテラーは乗れるんですよね。
それもわりと平気で。
というのも、タワーオブテラーって、コツを押さえればそんなに怖くないアトラクションだからなんです。
タワーオブテラーのスペックを知る
「敵を知り、己を知れば百戦あやうからず」
自分の好きな、孫氏のお言葉でございます。
(タワーオブテラーは敵ではありませんが)
タワーオブテラーにビビっちゃうのは、タワーオブテラーのスペックを知らないからだと思うんですよね。
だから「絶叫系」って聞くだけでビビっちゃう。
でも、タワーオブテラーって、「絶叫系」としては大したことないんです。
タワーオブテラーの降下は38m
タワーオブテラーって、降下するのはたった38mなんです。
これ、浅草「はなやしき」にあるフリーフォール「スペースショット」よりも低いんです。
ちなみに、浅草花やしきの「スペースショット」は高さ60mからおちます。(スペースショット | 浅草花やしき)
タワーオブテラーは、建物の最上階から落ちるというから、59m(タワーオブテラーの建物の高さ)落ちると思いこんじゃってるんですね。
38mの高さから物を落とすと、(条件によって多少変わりますが)自由落下で最大98㎞/hの速さで落下し、落下時間はわずか2.7秒なんだそうです。
そう、怖いのは最大でもたったの2.7秒です。
さらに、38m一気に降下するのではなく、上がったり下がったりするので、実際にはもっと短い時間しか落下しません。
自分の感覚だと、最大一回で19mくらい降下していて、最大時速70㎞/h、落下時間2秒くらいなのではないかと予測しています。
シートベルトだけで乗れる
タワーオブテラーがそんなに怖くないのは、安全設備からもうかがい知れます。
はじめてタワーオブテラーに乗った時思ったんですが、タワーオブテラーの安全設備って、シートベルトだけなんですよね。
これ、ほかのフリーフォールとかだと、安全バーがあって、肩もがっしりガードされますよね。
ということは、タワーオブテラーって、他のフリーフォールほどの落下はしないってことなんですよね。
シートベルトだけってことは、シートベルトだけで安全に乗れる乗り物ってことですから。
身長制限102cm5歳から乗れる
絶叫系の乗り物には必ず身長制限があります。
富士急ハイランドの乗り物の身長制限は120cm程度の物ものがほとんど。
なかには身長制限137cmなんていうものも。(アトラクション | 富士急ハイランド)
花やしきのフリーフォールでは130cm。(アトラクション | 浅草花やしき)
一方で、タワーオブテラーの身長制限はたったの102cmなんですね。
102cmっていうと、平均的な男の子だと5歳くらいになると、もうクリアできちゃうんですね。
ということは、5歳でも乗れちゃうくらいの安全な乗り物ってことなんです。
暗いけど目の前を凝視する
ここまで述べてきたとおり、タワーオブテラーは絶叫系としてのスペックは大したことありません。
なのにどうしてこんなにみんなキャーキャー言っているのか?
それは、タワーオブテラーの演出に騙されているのです。
タワーオブテラーには2つの演出上の仕掛けがあります。
1つは、シンデレラ城のように、外から見ると巨大な建物であるように見せていることで、実際よりも高いところから落ちているように感じさせています。
もう1つは、乗車後、タワーオブテラーの中を暗くして、見えなくしていることです。
それにより、どれだけ落ちているか分からなくして、心理的に怖くかんじさせているのです。
つまり、タワーオブテラーは暗いから怖い乗り物と言えます。
逆に言うと、明るければほとんど怖くない乗り物なのです。
そこを逆手に取ります。
タワーオブテラーの内部は暗いのですが、すっごく凝視すると、壁がうっすらと見えます。
その壁を凝視したままでいると、あまり怖くありません。
壁が見えると、それによって落下速度が見てわかるようになります。
よく見ると大したスピードでは落ちていないのです。
タワーオブテラーは高さがないのを「暗さ」で実際の高さが分からないようにしているので、見えてしまう=怖くなくなるのです。
手すりをしっかりと握る
絶叫系のアトラクションは、浮遊感が恐怖心をあおります。
自分もこの浮遊感がすっごく苦手であり、かつ好きです。
ジェットコースターの場合は足でコースターの床を踏ん張ることによって浮遊感を低減できますが、タワーオブテラーは落下するので、床を踏ん張ることが出来ません。
その代わりに手すりが座席の両側についているので、それをしっかりと握ってください。
椅子が落ちていくので、椅子を両腕でしっかりと引っ張ることによって、浮遊感を低減します。
手すりを握らないほうが良いというサイトもありますが、ビビりの人は絶対手すりをしっかりと持ちましょう。
大声で叫ぶ
人間は、声に出すとストレスなどの感情が発散される生き物です。
カラオケで歌うのもその表れですね。
ここまでいろいろ書いてきましたが、そうはいっても絶叫系は怖いです。
その「怖い」っていう感情を、いろいろな日頃の思い・鬱憤とともに大声で解き放ちましょう。
ふしぎなことに、絶叫系は絶叫した方が怖さが薄れます。
なにも言わないで黙っていると、逆に怖さが蓄積されちゃいますよ。