初詣でお参りする西新井大師。
初詣の参詣客は45万人にものぼります。
ところで、「西新井大師」が「お寺」か「神社」のどちらかご存知でしょうか?
身近で有名な「西新井大師」ですが、いざ聞かれるとどっちだったっけていう方も多いのではないでしょうか。
西新井大師は神社じゃなくて寺
結論から言うと、西新井大師はお寺です。
グーグルで「西新井 神社」で検索すると西新井大師がヒットしますけどね。
それだけ勘違いしている人が多いということでしょうね。
ひょっとしたら、グーグルで「西新井 神社」で検索すると「西新井大師」が出てきてしまうために、勘違いをしてしまう人も多いのかもしれません。
初詣に行くから勘違い?
西新井大師は初詣に行く方が多いです。
一般的に「初詣=神社」と思っている方が多いので、西新井大師を勘違いしている方も多いのかもしれません。
しかし、初詣はお寺に詣でるケースも多く、初詣は神社ではなくお寺に参っても問題ないとされています。
明治時代に天皇中心の国家体制とする際に、制度上は「神道」と「仏教」は別の物として分離されましたが、昔から日本人は、「神道」と「仏教」に区別をつけていない、というより同じものとみなしているためと言われています。
じっさい、西新井大師の中には「出世稲荷神社」があり、参詣する人も多くいます。
大師は弘法大師の大師
西新井大師の「大師」は「弘法大師」の「大師」です。
弘法大師とはすなわち「空海」のことで、このことからも西新井大師がお寺だということがわかります。
「弘法も筆の誤り」とかことわざでも有名ですよね。
西新井大師の境内には、弘法大師の像も置かれています。
五智山遍照院總持寺
西新井大師という名前の方が有名ですが、お寺の名前としては、「五智山遍照院總持寺」という名前になります。
これは西新井大師のホームページにも載っています。
「西新井大師」の方が有名すぎて、「總持寺」と言われても逆にピンとこないですね。
「イチロー」と言われると分かるけど、「鈴木一朗」と言われてもピンとこないのと同じでしょうか。