よく見かける、「投資に元手とか種銭とかがいくら必要なのか」っていう問い。
あくまで個人的な考え方ですが、
- 投資をするには種銭をためる必要はありません。
- むしろ種銭なんて貯めなくて良いから、今から毎月積立投資を始めたほうがよい
と思っています。
投資はドカンと一発よりコツコツ積立
投資はやってみないと分からない
だいたい何事においてもそうですが、投資はやってみること、経験がすごく大事です。
知識より経験です。
本をいくら読もうとセミナーで勉強しようと、やってみないと分かるようにならないです。
自分のお金を投資してみて、評価額が上下してみてはじめて、真剣に投資に向き合えるようになります。
そこではじめていろんなことの意味が分かってくるようになります。
投資をはじめるまえに自分も本を読んで勉強しましたが、本で得た知識って、自分の興味に偏りがちで、実務に必ずしも直結するとは限らないんですよね。
経験するとわからないことがいろいろ出てくるので、その都度調べることで実践に対応した知識が身につくようになります。
ドカンといきなりやると失敗する
投資において大事なことは、ドカンといきなり投資すると失敗しやすいので、ちょっとずつやることです。
ドカンとやると失敗するのは、いろいろな要因が考えられますが、一番大きいのはやはり、いきなり大きなお金を動かすと、ストレスでまともな判断が出来なくなってしまうのが原因だと思います。
いくら頭ではわかっていても、人間、ストレスの大きな環境下に置かれると間違った判断を下してしまいがちです。
かくいう自分も初めはドカンとやってましたが、結局ストレスに負けて正しい判断ができなことに気づいたので、毎月積立に切り替えることにしたんです。
ちょっとずつやれば大きな失敗はない
なので、積立投資で少しずつ投資金額を増やしていくのがベストです。
毎月少しずつ増えていくので、徐々に慣れていけます。
いきなりプールに飛び込むと冷たくてびっくりしてしまいますが、つま先からゆっくりと使っていけば大丈夫です。
自分は今1,000万円以上投資をしていますが、元本がちょっとずつ増えていっているので価格の上下があまり気にならなくなっています。
ここまでくると投資は失敗しないような気がします。
種銭が貯まるまで待ってると使う可能性
余裕資金が貯まると使いたくなる
種銭が貯まるまで待っていると、貯めている途中で種銭に手を出します。
人間、お金が貯まってくると使いたくなるものです。
欲しかったものがいろいろ買えるとなると、当初の意思はどこへやら、使ってしまってなかなか貯まらないということになりがちです。
毎月投資してしまえば使えない
一方で、積立投資を毎月はじめてしまえば、手元に大きなお金が残る前に投資してしまっているので、使い込む心配がありません。
自分の場合は毎月クレジットカードで天引されてしまうので、通帳にはほとんど悪寒が残らないようになっています。
なので使おうと思っても使えません。
もちろんそれでも投資信託を解約してしまうような人もいるでしょうが、それはもはや言い出すときりがないので止めておきましょう。
でも、投資信託のほうがお金になって入金されるまでの日数がかかったりするので、多少はブレーキとして働くとは思います。
投資で大事なのはお金より知識より経験
投資で大事なのはお金<知識<経験です。
投資の世界は分かっているか分かっていないかが明暗を分ける世界です。
自分は20歳から投資をしていますが、20年間で得た知識と経験はプライスレスだと思うようになりました。
ふだん他の人と話したり、SNSを見ていたりしても、明らかに周りとレベルが違う。
情報の正誤がはっきりと分かるのです。
明らかに間違った情報・知識が分かるというのは失敗を未然に防ぐのに役立ちます。
お金があっても知識がなくては投資できないし、知識があっても経験がなければ知識を十分に活かすことができません。
逆に経験を積めば知識は後からついてきたりするので、投資で一番大事なのはまず経験だと思っています。
経験があれば大きな暴落にどう対処すればよいのか分かりますし、大きな失敗を回避しやすくなります。
5年で120万円貯めて経験0スタートは×
そういう考え方で行くと、5年間毎月2万円ずつお金を貯めて、投資に関する経験が0でスタートしてしまうのは失敗のリスクが高く、かなり危険です。
いくらお金を貯めても、それを溶かしてしまうのではなんの意味もありません。
今から初めて5年の投資経験はプライスレス
いっぽうで、今から毎月2万円ずつ積立投資をすれば、5年後には5年間の投資経験という、大きな財産を手に入れることができます。
仮に投資成果が特になくても、5年間の投資経験というのはお金では買えないもの。
5年間種銭を貯めることを頑張ってきた人とは大きな差がついています。