投資をはじめるとまず目に飛び込んでくるのがテクニカル分析(チャート分析)ですよね。
本屋にもたくさんテクニカル分析の本が並んでいますしね。
はじめはもっともらしいので正しいのかなって思います。
自分もいろんなテクニカル分析の本を読みました。
でも、よく考えると、テクニカル分析って意味があるのかないのか・・ちょっと怪しいと思えてきませんか?
テクニカル分析(チャート分析)には本当に意味があるのでしょうか?
テクニカル分析の代表的なものと言えば
テクニカル分析の代表的なものと言えばゴールデンクロス・デッドクロスというのがあげられます。
デッドクロスとは、
株価の動きを示すグラフ(チャート)において、株価の上昇が止まり下降に入る過程で、中期線が長期線を上から下に突き抜けること。上昇相場の終わりを示すといわれている。
ゴールデンクロスとは、
短期の移動平均線が長期の移動平均線を下から上に交差して抜けること相場の上昇期入りのシグナルとされています。 短期の移動平均線が中期の移動平均線を下から上に交差して抜けることは「ミニゴールデンクロス」と呼んでいます。
自分で検証すればすぐに無意味さに気づく
テクニカル分析を信じている人のほとんどは、自分で検証したことが無いのではないでしょうか。
テクニカル分析は一見するともっともらしいのです。
たとえば以下のチャートを見てください。
ゴールデンクロス・デッドクロスの出現したタイミングで相場が変わっているように見え、そのタイミングで取引をすれば儲かりそうな気がします。
しかしながらそのデッドクロス・ゴールデンクロスが出現した日に取引をすると、実際の取引結果は以下のようになります。
8月 4日 デッドクロス 181.99 売り
8月 9日 デッドクロス 178.19 売り
8月30日 ゴールデンクロス 187.65 買い
8月31日 ゴールデンクロス 187.87 買い
9月 8日 デッドクロス 177.56 売り
9月12日 デッドクロス 176.30 売り
まさに高く売って安く買うという悲惨な結果になることが分かります。
原因と結果を取り違えている
なぜこのようなことになるかというと、原因と結果を取り違えているからです。
ゴールデンクロスが発生したから上昇相場になっているのではなく、上昇相場になったからゴールデンクロスが発生しているのです。
つまり、すでに上がった後にゴールデンクロスが発生するのであり、ゴールデンクロスが発生したから上昇相場になるわけではないのです。
デッドクロスも同じ考え方です。
なお、過去に検証した方がいらっしゃったので、そちらのリンクを貼らしていただいて、今回は終わりにしようと思います。