社会人で勉強を本気で頑張っていると、「勉強なんてしたって意味無いよ」と言われた経験はありませんか。
社会人になってからも勉強をする方って少数派なので、そう言われると、勉強は無駄なのかな~って不安に感じることもありますよね。
私は簿記・FP・宅建士・証券アナリストなどの資格を取得し、現在は社会保険労務士の資格を勉強していますが、社会人で勉強する意味はすごくあると思います。
社会人で1日1時間勉強する人は5人に1人
まずそもそもとして、総務省の2022年発表の調査によると、社会人の1日の勉強時間は平均13分です。
全員が13分だけ勉強しているというのも考えにくいですよね。
おそらく、5人に1人が1時間勉強して、残りの4「人は勉強していないのでしょう。
勉強している社会人なんてかなりの希少生物なわけですね。
でも、この1日1時間が積もり積もってとんでもない差になるのです。
仮に毎日欠かさず1日1時間勉強すると、累計の勉強時間は以下のようになります。
1年・・ 365時間(宅建士に合格できる勉強時間)
5年・・1825時間(土地家屋調査士に合格できる勉強時間)
10年・・3650時間(司法書士に合格べきる勉強時間)
20年・・7300時間(司法試験に合格できる勉強時間)
つまり、毎日勉強してきた40歳と、なにも勉強せずに過ごした40歳だと、極端な言い方をすると、弁護士と一般人くらいの学力差がつくということです。
「社会人の勉強が意味がない」は100%ガセ
資格の勉強していると、仕事ではあまり使わないから意味がないって言ってくる人っています。
ほとんどはやっかみです。
そういう場合は、まずそう言っている人がどんな人なのか確認してみましょう。
すなわち本人が勉強しているか聞いてみるのです。
まちがいなくほぼ100%勉強してない人です。。
勉強していないのになぜ勉強に意味があるか無いか分かるのでしょうか?
分かるわけないんです。
だからそういうのは無視。
万が一そう言っているご本人が過去勉強していて、それで意味がないとおっしゃっているなら、理由を聞いてみるのは参考になるのでアリだと思います。
自分の今後の勉強の参考になるからです。
転職・社内公募で間違いなく好反応
自分は転職と社内公募に応募したことがあります。
勉強して資格を取っておくと、間違いなくその部分は好反応が返ってきます。
当たり前ですが、人事からすれば、資格という勉強したという実績は客観的に分かりやすいしウソのつきようがないので評価しやすいのです。
営業成績が1番とか、社内の業務効率化に貢献したとか、そういった内容って盛れるじゃないですか。
ちょっと脚色するのが人間ってもんですよね。
でも、資格は盛りようがないし脚色のしようがないですから、評価しやすいんです。
なので自分は転職関係で書類選考で落ちたことはありません。
面接時でも間違いなく資格のことは聞かれるし答えやすいので、その分のアドバンテージはまちがいなくあります。
勉強して資格を取っておけば、書類選考の時点で優秀さは理解してもらえます。
もちろん最終面接に通るかどうかは他の要素もあるので一概には言えませんが、第一関門は明らかに突破しやすいです。
私の経験上、ある程度勉強したことが分かる資格を保有していれば書類選考で落ちることはありません。
仕事に必ず活かせる
資格の勉強って、たしかに直接的に役に立つわけではありません。
今やっている仕事と直接かかわりがあるかというと、そうではないのが多いです。
でも、勉強すると分かります。
今の仕事の根底にあるのは、資格勉強をしたことの中にあることが。
そう、直接的には関係なくても、間接的に関係があることが多いのです。
つまり、今まで漠然とやっていた仕事の、「なぜそういう風に業務処理されているのか」という部分が理解できるようになります。
それは業務上困ったとき、重要な決定をしなければならない場面で必ず役に立ちます。
「この事象のおおもとはこういう考え方でやっているのだから、今回の問題にはその考え方に基づいて対処しよう」という判断が出来るようになります。
こういう問題処理の仕方が出来るようになると仕事は楽です。