いろはにほへと

元証券アナリストのひとりごと

積立投資は無意味なんて誰が言ってるの?

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積立投資は少額で続けても儲けが大きくならないから意味が無いと思っている人って意外と多いみたいですね。

自分は積立投資の可能性を信じて、毎月米国株に積立投資をしています。

20歳の頃から投資をはじめ、個別株に投資をしたり、信用取引に手を出したりしましたが、最終的に今の投資法に落ち着きました。

元々は自分も積立投資なんて地味で儲からないと思っていましたが・・

 

 

積立投資は無意味なのか?

積立投資なんて無意味でしょうか。

自分は、新卒で就職したら毎月1万円の積立投資をすることをおススメします。

なぜならこれだけで老後資金の問題はほぼ解決するからです。

定年まで38年間、毎月コツコツ積立てると、どのくらいになると思いますか?

  • 利回り3%で運用したら、848万円
  • 利回り5%で運用したら、1,358万円
  • 利回り7%で運用したら、2,260万円

総積立額は456万円。

最低利回りの3%でもほぼ倍になる計算です。

7%で運用すれば老後資金はこれだけでまかなえます。

7%なんて無理って思う方もいるかもしれませんが、アメリカの株式の平均利回りは7%と言われていますから、むしろ至極現実的な数字です。 

 

資産運用の成績上位者って誰なのか?

ある証券会社が、資産運用の成績上位者を調査したことがあります。

どういう人が資産運用の成績上位者だったのでしょうか?

  • 1位 死んでいた人
  • 2位 資産運用をしていたことを忘れていた人

冗談みたいな話ですが、これが事実です。

投資というと、株を売ったり買ったりするものと多くの人が思っていますが、じっさいは、「買ってから何もしない人が一番儲かっている」のです。

 

なぜ株を売ったり買ったりする人が多いのか

株を売ったり買ったりする人が多い理由はなんなのでしょうか。

おそらく当人は気づいていませんが、株を売り買いしてしまう根底には「損失への恐怖心」があります。

  • 明日株が上がるかもしれないから買おう。
  • 明日株が下がるかもしれないから売ろう。

明日株が上がるか下がるかなんて誰にも分からないのだから、予測に従って買うことも売ることも意味のない行為だといえます。

それでも売ったり買ったりしてしまうのは、「損失」への潜在的な恐怖心があると自分は考えています。

「損失」への恐怖心が無ければ、株を買ったり売ったりする必要なんてないのです。

 

毎月1万円ならトクしても損しても気にしなくなる

毎月1万円の積立だと、日々の変動は金額的にそれほど大きくなりません。

はじめのうちは株が上がったり下がったりして、自分の資産が増えたり減ったりするのが気になるかもしれませんが、だんだんあんまり気にならなくなります。

なぜなら慣れるからです。

人間慣れてしまうと恐怖心をかんじなくなってきます。

できれば忘れてしまうのが理想的です。

「資産運用をしていることを忘れている人」になれます。