いろはにほへと

元証券アナリストのひとりごと

米国株は円安時に買ってはいけないのか?

一時1ドル150円をつけるなど、円安旋風が吹き荒れる昨今。

日本の10年国債が0.25%で、米国債が4.25%じゃ当然ですよね。

米国株投資をするにも、為替が円安すぎてどうなのかと思ってしまう。

そんな声も聞こえてくるような・・聞こえてこないような・・

でも、円安の時って米国株を買ってはいけないのでしょうか?

 

 

今が「円安」だとは限らない

あたりまえの話ですが、米国株を買うのであれば円高で株安の時に買うのが一番良いです。

そんなことは理論上はあたりまえで簡単なことで、安く買って高く売れば投資はもうかるのだから、考えるまでもないというか、誰でもわかるというか、簡単というか、まあだれでもわかる話なんです。

投資で儲けるって話は、理論上は簡単で誰でもできる話なんです。

 

でも、理論で簡単だから実践でも簡単にできるかというとそうはいかない。

今は円安だから米国株は買わない方が良いんじゃないかと思ってる人は多いと思います。

でも、ちょっと待ってください。

 

今が円安だって、だれが決めたのでしょうか?

これから先、もっと円安にならないって保証はあるのでしょうか?

 

円安・円高がどのように今後動くかわからない以上、今は円安だから米国株は買わないでおこうというのはナンセンスな気がします。

 

米国株は10年で2倍になり為替リスクを吸収する

米国株の過去の動きを見る限り、おおむね10年で2倍になってきました。

この成長率の高さこそが、米国株に投資をする魅力だと思います。

仮に今から10年間で米国株が2倍になり、為替が150円から75円になった場合でも、

1×2×0.5=1

ということになるので、利益こそ出ませんが、それでもマイナスにはなりません。

 

ブレずに積み立てを続けます

自分は毎月25万円ずつ米国株の積立投資を続けています。

もちろんこれからも続けていこうと思っています。

というのも、先に見たとおり、①「そもそも今の相場が円安かどうかはわからない」②「米国株の成長力は為替リスクを吸収する」ことから、米国株投資を中断する理由は特にないと考えているからです。

これから先、早期退職するその日まで、ブレずに積立投資を続けていきたいと思います。