自分は証券アナリスト資格を持っています。
証券アナリスト資格というのはだいたい400時間くらい勉強すると取得できるといわれている資格で、自分は株オタクだったので勉強して取得しました。
他に株の本や証券外務員の資格取得なども合わせると600時間は勉強したと思います。
たぶん投資をしている人の中でもかなり勉強した部類の人間だと思います。
で、勉強したから言えることがあります。
それは、株は勉強してもなんの意味もないということです。
チャート分析なんて嘘
チャート分析の本っていろいろ出ていますよね。
断言します、全部インチキです。
お金かけて本を買うだけ無駄ですからやめましょう。
チャート分析なんて占いと同じです。
当たる場合もありますし、外れる場合もあります。
それって意味ありますか?って話です。
ファンダメンタル分析なんて嘘
ファンダメンタル分析もありますね。
これもインチキです。
お金をかけて本を買ったりするだけ無駄です。
チャート分析よりも多少教養知識にはなりますが、当たる場合もあれば外れる場合もあるという意味でチャート分析と同じです。
それって意味ありますか?って話です。
将来を予測するのに過去を調べても無駄
株が上がるか下がるかを予測するのはむずかしいですが、経験的に間違いなく言えることがあります。
それは、会社が大きくなり儲かれば、株価は上がるということです。
これはどこの国のどの会社の株でも一貫して当てはまることです。
なので、株で儲けようと思ったら、将来会社が大きくなって儲かるかが分かれば良い。
でもそんなことはなかなかできないですよね。
なぜなら将来どうなるかなんて、普通は予測がつくわけがないのですから。
チャート分析やファンダメンタルズ分析が意味がない理由。
それは、チャート分析もファンダメンタルズ分析も、「過去」を一生懸命調査しているからです。
過去の株価の動きから将来が予測できるわけはないし、過去の財務諸表や株式指標から将来が予測できるわけもありません。
チャート分析もファンダメンタル分析も絶対インチキなんです。
将来がどうか=現在がどうか
株で儲けようと思ったら、将来がどうなるかという、本来人間では分かりえない領域に真摯に取り組む必要があります。
分からないからと言って過去を掘り起こしても将来は見えてきません。
将来を完璧に予測することは人間には無理なことです。
でも、神ならぬ人間でも、将来の予測というのはある程度できます。
たとえば現在自分が風邪をひいていて、明日回復するかどうか。
それは、現在の自分の体調のことをよく観察すれば可能です。
ちょっと熱が下がってきたとか、苦しさが和らいできたとか、そういった兆候を観察できれば、明日には回復できるだろうとか、はたまた明日はまだ風邪をひいているだろうとかといったことが、人間でも予測することが可能です。
会社の将来についても同じことが言えます。
最近お店の雰囲気が変わって客足が伸びているとか、なんだかあっちこちにお店を作ってるけどあまり流行っていないようだとか、観察すればそれなりのことは見えてきます。
興味を持って観察すればするほど、その会社の現在の姿というのは第三者から見てもよく分かるものです。
しかも、大金持ちの浮世離れした人よりも、市中で日常的に生活している人の方がよく分かると思います。
株で儲けたいと思うなら、無意味な勉強に時間を費やすより、日々の日常生活にあふれる製品やサービス、会社自体について、一生懸命観察することが大事です。