資産運用で、年利5%くらいで運用出来たら良いなと思いますよね。
年利5%で運用するって難易度が高いんでしょうか?
それとも実はだれでも達成できるレベルなんでしょうか?
今回は、年利5%で運用する難易度が高いのか低いのかデータを基に考えてみました。
年利5%で運用する難易度は低い
上のグラフはMSCIワールドインデックスの価格推移です。
1970年に100だった指数は、55年で3,000になりました。
これは年率で換算すると6.2%になります。
MSCIワールドインデックスはその名の通り世界の株に分散投資しています。
つまり、どの地域、どの個別銘柄に投資するかを考えなくても、だれでも年率6.2%で運用することは可能ということになります。
ここから言えることは、年利5%で運用することはだれでも可能だということです。
難易度0ってことですね。
もちろん、過去の実績ですから、これからもずっと続くという保証はありませんが。
だけどほとんどの人は出来ない
しかしながら、すべての人が年利5%を達成できているかというと、残念ながらそうではありません。
むしろほとんどの人は年利5%を下回っているようです。
というのも、株式投信保有者の平均リターンは5%を下回っているからです。
日本の諺に「下手な考え休みに似たり」というものがありますが、まさしくほとんどの個人投資家は「下手な取引で収益機会を逃す」という状態です。
要は世界株を買って放っておけば年利5%は簡単に到達できるのに、実際にはできないというじつに人間らしい行動を取っている人が大半なのです。
インデックスファンドへの投資は脳死だと揶揄する人もいますが、上の表は、馬鹿が考えても何も生み出さないということの証左と言えるのではないでしょうか。
というわけで今回の記事の内容をまとめます。
年利5%を達成しようと思ったら、世界株を購入し我慢して保有し続けること。
そうすれば難易度0で達成できます。
ただ、保有し続けるというのは案外難しいもので、それでほぼ結果が決まる。
どんな世界でも継続し続けることっていうのは重要なんだということですね。