個人的には魔神ホールド推奨派なんです。
資産運用はちまちま売り買いするより、どーんと大きく構えてじっくり上がるのを待つ方が良いって思ってます。
といっても魔神ホールドをはじめたばかりの頃は、半分ただ信じていただけで、じっさいにどれだけ有効な投資手法なのか、理解はしていても実感はありませんでした。
3年以上が経ち、実際に投資の果実が大きくなると魔神ホールドの有用性について実感できるようになってきました。
魔神ホールドとは?
魔神ホールドとは、購入した資産を売却せず、なにがあっても保有し続けることを言います。
Twitter界隈でわりとよく聞く言葉ですよね。
中2病っぽさ全開のワードですが、自分はわりとこの言葉好きです。
なぜなら自分の投資スタンスがコレだからです。
「買ったら売るな、売るなら買うな」の精神で日々投資をしています。
保有株が2倍になって気づいたこと
自慢になりますが、最近、3年前に購入してからずっと保有している商社株の株価が購入した時の2倍になりました。
そして、2倍になって気づいたことが2つあります。
1つめは複利の効果。
もちろん知ってはいたけど現実に実感するとすごい。
スクリーンショットを取った日は前日比2%になってますけど、これ、含み益である130万円にもかかるんですよね。
元本も2%増えるけど、含み益も2%増えてくれると。
教科書どおりの当たり前体操な内容なんですけど、これってスゲーなと。
2つめは税金。
これ、売ったら税金20万円以上取られるよねってこと。
そう、税金は儲けの2割というとんでもない高率だということに気づきました。
支払った税金を取り戻すのは不可能?
個人的な感覚ですが、支払った税金を取り戻すにはそうとうな運用上手でないとむずかしいようにかんじます。
たとえば今回、保有している商社株を全部売却したとします。
(計算がしやすいとように評価額200万円、利益100万円とします)
200万円(評価額)ー20万円(税金)=180万円(手取)
この手取りの180万円を使って元の商社株と同じ収益率を得るにはどのくらいの収益率の株を購入すればよいのでしょうか?
たとえば、1年後、商社株がここから10%上昇したら、以下のようになります。
200万円×110%=220万円(税引き後198万円)
手元の180万円を使って200万円(税引き後198万円)にしようとすると、こうなります。
200万円(税引き後198万円)÷180万円=111%
その差1%!
つまり、1年後に商社株を売らずに保有し続けた場合と、(新しい別の株を購入して)おなじ収益を上げようとすると、1%以上アウトパフォームする株を購入しなければなりません。
1%って大きいと思うんですよね。
みんな投資信託の信託報酬は0.1%でも安くなるよういろいろ情報を探しますけど、それって0.1%運用成果をよくするのが大変だって分かってるからじゃないですか。
0.1%でも気にするのに、1%の差って大きすぎるでしょ。
っていう結論に自分はなりました。
というわけで今回は魔神ホールドについて記事にしてみました。
これからも自分は魔神ホールドを続けていきたいと思います。