いろはにほへと

元証券アナリストのひとりごと

ブログの経費はどこまで認められるのか調べてみた

f:id:fjftr710:20220121200122j:plainブログで収益が上がったら、テンション上がりますよね。

自分も初めて収益が上がった時はテンション爆上がりでしたね。

そう、収益が上がるって本当にうれしいものです。

でも、収益って税金かかるんですよ。

どうすればいいか、対応方法は調べてありますか?

 

自分は全く調べてなかったので、今回税務署に行って相談をしてきました。

その時の内容を今回ブログに記録しておきますので、同じような悩みを持つ方は参考にしてください。

※自分は税理士ではないので、その辺ご留意ください。最終的にはご自身で税務署にご確認をお願いします※

 

 

そもそもなぜ経費の把握が必要なのか

サラリーマンだと意識することが少ないですが、日本国民は、働いてお金を稼ぐと税金を納める必要があります。

ブログを運営していると、徐々にPVが増え、収益が上がってきます。

その収益に対しても税金がかかってくるわけです。

 

ただ、売上に対して直接税金がかかるわけではなく、売上を上げるのに必要だった経費については「控除」をすることができます。

税金をたくさん払いたいというなら別ですが、そうでない人がほとんどですよね?

経費をきちんと把握し申告することによって適切な税金を納めることができます。

 

20万円以上の所得は確定申告が必要になる

サラリーマンがブログで20万円以上の所得を得られるようになった場合、確定申告が必要になります。

ここで大事なのは、確定申告をしなければいけないかどうかの基準が「所得」であるということです。

つまり経費は差引してOKということです。

 

20万円以下の所得でも確定申告が必要になる場合がある

20万円の収益なんてまだまだだから気にしなくても良い。

そう思う方もいるかもしれません。

自分もそうでした。

 

でも、たとえば医療費控除や寄付金控除を利用する場合、確定申告が必要です。

その場合は確定申告が必要となり、雑所得が20万円以下であっても申告する必要が出てきます。

税務署に行って確認したところ、医療費控除や寄付金控除を申告する場合、雑所得についても申告が必要です」とのことでした。

 

ブログの作成にかかった費用が経費になる

雑所得は「所得」です。

なので、「収入ー経費」で計算することができます。

税務署に行って確認したところ、ログの作成にかかった費用については経費になる」とのことでした。

また、「プライベートも兼ねている費用については按分してください」とのことでした。

 

100%経費になる費用

仕事にしか使わない費用は経費として認められます。

具体的には以下のような費用は経費になるそうです。

  • ブログのサーバー代
  • はてなブログの年会費
  • ドメイン代
  • 仕事関係の本の代金
  • ブログのコンサル費用や会費
  • (仕事時の)カフェ代(飯代はダメだそうです)

 

按分で経費になる費用

仕事とプライベートの両方で使っている費用は家事按分といって一部経費と認められることがあります。

税務署に行って確認したところ、「按分割合については、仕事とプライベート、どれくらいの割合で使っているかによって判断してください」とのことでした。

以下のような費用は経費算入が一部認められるそうです。

  • 家賃
  • 電気代
  • インターネット代
  • スマホ代
  • 取材費用
  • パソコン・スマホ本体やその周辺機器代金

取材費・研究費と称して「家族旅行」や「飲食費」を計上することも理屈上不可能ではありませんが、ほとんどがプライベート目的なのに無理に費用を計上するのはNGになるようです。

この辺がいわゆる「グレーゾーン」ってやつみたいですね。

税理士さんへの相談が必要な範囲にあたるようです。

 

経費には絶対ならない費用

プライベートでしか使っていない費用は経費への参入ができません。

なので、以下のような費用は経費算入は難しいそうです。

  • ガス代
  • 水道代
  • 住宅ローンの支払

 

領収書類の確保は必須

経費に算入する場合には、5年間証拠書類を保管しておく必要があるそうです。

なので、ブログで稼げるようになったら、経費関係のレシート類はきちんと保管しておく必要があります。

 

事業所得とするか雑所得のまま行くか

雑所得については他の所得との損益通算が認めらえていません。

なので、雑所得としてブログ収入を申告する場合、ブログの収入以上に経費を計上しても、意味はありません。

開業届を出して事業所得とすると損益通算が可能ですが、必要以上に経費計上をしようとしても、そもそも経費として認められるかどうかについて厳しくみられる可能性が出てきます。

また、事業届を出してしまうと失業保険などが受けられなくなるそうなので、個人的にはそこまで無理をして節税するのは費用対効果に合わないかなと思います。

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