いろはにほへと

元証券アナリストのひとりごと

お金にがめつい、ケチ、倹約家のちがいってなに?

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僕は自分のことを「倹約家」だと思っています。

が、妻には「ケチ」と思われているようです。

言われたことはありませんが「がめつい」っていう言葉もありますよね。

 

ふと思ったのですが、「がめつい」「ケチ」「倹約家」って何が違うのでしょうか。

気になったので調べてみることにしました。

 

 

がめつい・ケチ・倹約家の違い

「がめつい」と「ケチ」と「倹約家」のちがいってなんでしょうか?

ふだんはいっしょくたに使われていることの多い印象ですが、調べてみると、実は大きな違いがあるようです。

 

がめつい

「がめつい」という言葉にはかなりネガティブな印象がありますね。

「がめつい」と言われると、人によっては侮辱されていると感じるでしょう。

「がめつい」というと、「他人のものまでとってしまう」というイメージになります。

「交通費を不正請求する」「必要のない残業をする」など、本来自分の取り分ではないお金まで自分のものにしてしまう。

そういった行為をしてまでお金を得ようとする人のことを「がめつい」と言います。

 

ケチ

「がめつい」ほどではありませんが、ネガティブなイメージがあります。

「がめつい」は他人のものまで取り上げてしまうイメージですが、「ケチ」というと「他人や人付き合いに対する支出を出し渋る」イメージですね。

「お祝いのお金を渋る」「割り勘のお金を出し渋る」など、本来支払いを渋るべきではないところでもお金を出さないようにする人が「ケチ」と言われます。

人との交際に悪影響を与える可能性が高く、人生が貧しいモノになりそうすね。

 

倹約家

不正にお金をせしめたり、他人や人付き合いに対する支出を渋ることなく、自分自身に対する出費を工夫して少なくする人が、倹約家と言えます。

倹約家は他人からお金を奪ったり、他人へのお金を惜しんだりしないので、人間関係に悪影響を与えたりして、人生を貧しいモノにしてしまうことがありません。

キリスト教のプロテスタント派では、勤勉倹約は奨励される行為であり、信仰心の表れとされています。

 

損得ではなく、徳を積みたい

「がめつい」人や「ケチな」人は、お金を損得でしかとらえない傾向があるそうです。

心理学的には、自分がうまくすればもらえるお金や、うまくすれば払わなくてすむお金に執着し、自分が「得をした」(自分が「得をする」という能力がある)という実感を得るために「がめつく」なったり「ケチに」なったりする人が多いそうです。

自分の「能力」を誇示しようという行動の為、金額の過多は関係がないそうです。

なので、「がめつい」とか「ケチ」とかあまり好ましくない印象を得る割には、お金は実際にはあまり貯まらないことが多いのだとか。

 

「倹約家」の人は「お金を貯める」という目的のために倹約をしています。

「倹約」とは人の物を取って自分のものとするわけではなく、自分の今持っているものを大事に使っていくことですから、徳を積む行為とも言えます。

 

妻から見ると僕が「ケチ」に見えてしまうのは、僕が妻にお金を使わせないからでしょうか。

僕のお金を自分のお金のように使う妻は、僕から見たら「がめつい」人間に思えるのですが。。