新幹線のアイスクリーム好きです。
先日はずんだ味が出ていたのでいただいてきました。
ずっしりと濃厚なアイスクリームのなかに優しく浮かぶずんだの風味が良かったです。
ところで、新幹線のアイスクリームと言えば固いで有名ですよね。
はじめて食べたときにはすごく驚きました。
なんでこんな石みたいになっとるねん・・(◎_◎;)
新幹線のアイスクリームはおいしくするために固くした
まず、新幹線のアイスクリームは正真正銘のアイスクリームです。
一般的にアイスクリームと呼ばれるものには種類があります。
乳脂肪分の割合によって分類されているんですね。
以下①⇒④に従って乳脂肪分の多い種類になります。
①氷菓・・ガリガリ君など
②ラクトアイス・・スーパーカップなど
③アイスミルク・・雪見だいふくなど
④アイスクリーム・・パルムなど
新幹線のアイスクリームは乳脂肪分15.0%。
これはハーゲンダッツの乳脂肪分と同じ割合です。
この濃厚な味わいをさらに濃厚にするために空気含有量を減らしています。
空気含有量が少ない=密度が高い、ために新幹線のアイスクリームはかたくなっているそうです。
一般的な保冷温度よりも低い温度で保存しているから固い
とはいえ、ただアイスクリームで乳脂肪分が高いから固いというわけではありません。
じつは、新幹線で売られているアイスクリームはドライアイスで保存されているから固いのです。
新幹線には保冷設備などがないため、アイスクリームの品質を保持するためにはドライアイスで冷やすしか方法がなかったわけですね。
一般的にマイナス20度程度で保存すべきアイスクリームをマイナス70度近くで保存しているそうで、そのため新幹線のアイスクリームは石のように固いそうです。
すぐ食べたい人は売店・自販機で購入すると良い
そんな固くてなかなか食べられない新幹線のアイスクリームですが、車内販売だけでなく、売店などでも売られているところが多くなってきています。
売店で買う場合、ドライアイスで保存する必要がないので、新幹線の車内で購入するよりは固くないすぐ食べられるアイスクリームを購入することができます。
東京駅や名古屋駅などでは購入できるようですよ。
写真は東京駅の売店でのもの。
スゴイカタイの「スゴイ」が削除されてますよね。
アルミスプーンで溶かして食べる
ほかにも、新幹線のスゴイカタイアイスをすぐ食べる方法として、アルミスプーンを売店・車内販売で購入するという方法もあります。
アルミは熱伝導率が高いので、手の温度がスプーンに伝わりアイスを溶かすことができるそうです。
「N700Sアルミアイスクリームスプーン」なるものが販売されているそうなので、興味がある、新幹線のスゴイカタイアイスが大好きな人は買ってみるのも一興かもしれません。