住宅ローンを借入したら、借入したお金はどこに振り込まれるのか?
それは借入した人の口座じゃないの?
そう思っている人も多いかもしれません。
でも、家を建てるときに、住宅ローンの借入金は必ずしも住宅ローンを借入した本人の口座に振り込まれるとは限りません。
通常は借入する人の口座に振り込まれる
住宅ローンを借入した場合、通常は借入する人の口座に振込がなされます。
たとえば、みずほ銀行でAさんが住宅ローンを借入した場合、みずほ銀行のAさんの口座にお金が振り込まれます。
当該銀行に口座を保有していない場合、口座の作成を依頼されます。
ARUHIなどのノンバンクの場合は、借主の任意の普通預金口座を指定することができます。
住宅ローンの振り込みがされる口座は、同時に返済引き落としの口座にもなります。
業者提携ローンの場合、業者の口座に振込される
不動産業者や、ハウスメーカーなどの提携ローンを使用した場合には、不動産業者やハウスメーカーの口座に直接お金が振込されることが多いです。
たとえば、野村不動産の提携ローンを利用した場合には、野村不動産の口座に直接住宅ローンのお金が振込されます。
振込先は提携ローンごとに決まっているので、気になる方は銀行や業者担当者に確認してみましょう。
なお、住宅ローンを借り入れる際には、「金銭消費貸借契約書」という契約を結びますが、そちらに振込先が記載されています。
融資金の全額が一旦業者に振込まれる
支払金額が3,000万円で、手付などで既に100万円を支払いしている場合に、提携ローンで3,000万円を借り入れた場合などでも、いったん借り入れた3,000万円全額が不動産業者に振込がされます。
「業者提携」の住宅ローンである場合はこの形となっていることが多いです。
というのも、振込指定先が「業者」となっていることが多いためです。
手付金分の100万円は、後ほど業者から返金される形になります。