戸建ての住宅を購入するには多額のお金が必要。
だから失敗したくないし後悔したくない。
その考え、よくわかります。
自分は2年前に戸建てを購入しましたが、デメリットについてはよく考えました。
戸建ての購入はたしかにデメリットはあります。
しかしデメリットだらけというわけではありません。
今回は、よく言われる戸建てのデメリットと、実際のところどうなのかについてを書いてみました。
戸建ての維持管理は自己責任
マンションの維持管理は管理組合がやってくれますが、戸建ての維持管理は自分自身で行う必要があります。
マンションは修繕費・維持管理費を毎月必ず支払わなければならない分、自分で維持管理を考える必要がありません。
一方で戸建ての場合は修繕費・維持管理費はかかりませんが、自分自身で維持管理について考え、お金を準備していく必要があります。
戸建てはマンションのように修繕積立金を毎月支払う必要はありませんが、10年毎に外壁や屋根などの修繕をしなければ維持していくことが難しくなります。
耐用年数が短い
マンションのほうが耐用年数が長く、戸建てのほうが耐用年数が低いと思っている方も多いですが、最近はそうとも言い切れなくなりました。
確かに会計上、木造の耐用年数は22年、鉄筋コンクリートの耐用年数は47年とされています。
しかし近年では、木造一戸建ての住宅でも長期優良住宅で75年から90年使える戸建住宅が増えてきています。
会計上の耐用年数が短いから耐用年数が短いとは限らないのです。
気密性・断熱性が低い
マンションのほうが機密性・断熱性が高いと思っている人も多いですが、戸建てでもしっかりとした気密性・断熱性が備えられている住宅もあります。
逆に、マンションなら必ず気密性・断熱性が高いとは言い切れず、しっかりとした対策が取られていないマンションもあります。
気密性・断熱性が高いかどうかは物件によるのでどのような対策が取られているかはよく確認する必要があります。
防犯上のリスクが大きい
戸建てのほうがどこからでも侵入できるという点で、防犯上のリスクは大きいです。
実際、マンションと戸建てで比べると、戸建てのほうが圧倒的に泥棒に入られやすいようです。
戸建てはマンションの3倍空き巣に入られやすいというデータもあります。
利便性が低い
もちろん物件によりますが、戸建ての方が同じ値段の物件なら駅から遠い物件になりやすいです。
自分の住んでいる町では、売り出している値段を比べると、同じ値段であれば、マンションなら駅徒歩5分、建売一戸建てなら徒歩13分ほどかかります。
また、マンションであればゴミステーションなどがあり、年中いつでもゴミ捨てかができますが、戸建てでは不可能です。
戸建てでは階段があることがほとんどなので、老後の生活はマンションに比べて不便な面があります。